昨今、夏場はワキ汗や体臭を気にされる方は多く、意外にワキガの悩みを持っている方は少なくでしょう。特に最近は、コロナ過であっても以前より人と会う機会が多くなっているので、より体臭に気を付ける必要がありますね。
今回は、そんなワキガに対して原因や治療方法について紹介していきます。
まず大前提として、”ワキガ”とは脇から放つ不快な臭いの症状を一般的に指します。そしてワキガの主な原因としては、遺伝・性ホルモン・生活習慣の3つが大きく関わっています。
ワキの皮膚内に存在するアポクリン汗腺そのものは無臭ですが、脂質やタンパク質成分が含まれており、汗が出ると表皮の常在菌に分解されることで独特の臭い=ワキガの原因になります。
そしてワキガの体質は遺伝することがすでに明らかになっていて、両親のどちらかがワキガであれば、およそ50%の確率でその子どもにも遺伝していきます。
もし、両親がどちらもワキガですと、およそ80%の確率で遺伝するほど影響は大きいです。
ワキに存在するアポクリン汗腺の数が多く、サイズが大きいほど、臭いは強くなります。
ワキガは主に思春期頃によく見られ、性ホルモンのバランスが変わることでアポクリン汗腺のサイズが大きくなったり、活発になることで発症しやすくなります。
ただ、アポクリン汗腺の大きさと数は遺伝によって決定し、人によってワキガが発症する時期はさまざまですが、生まれてからすぐワキガを発症することは通常ありません。
生活習慣が乱れることでストレスが溜まり、アポクリン汗腺に刺激が入って汗が分泌されることで、ワキガになりやすくなります。
また、普段から適度に運動していないことで、汗をかきにくくなり老廃物が体に溜まり続けることで、ワキガのニオイが強くなることもあります。
ここまでで、ワキガの原因については何となく理解してもらえたと思います。その中でワキガ治療の方法としては、注射、切除手術、切らない治療など様々な方法が存在しています。ここからは、その中でもよく耳にするオーソドックスなワキガ治療を解説していきます。
ボトックス注射は治療時間が短く、費用も相対的に安価な治療方法です。
ワキにボツリヌス・トキシンを注入し、汗腺の神経に働きかけて汗の分泌を弱める施術になります。加えて、細菌が繁殖しにくくなり、ワキガの臭いを抑える効果が期待できます。
同じ部屋にいても誰もが気づいてしまうほどの重度のワキガは、手術以外では治療が難しくなってしまいます。
その中でオーソドックスな治療方法としては、剪除法という治療があります。
この治療法では、麻酔をした後に患部を切り開いて、直接アポクリン汗腺を取り除きます。
剪除法とは脇毛が生える部分を全体的に切除するのではなく、脇のしわにそって、4~5cmの切り込みを数本入れて、その切り込んだ切り口と切り口の間の皮膚をひっくり返して、アポクリン汗腺を目で見て把握しながら、医療用のハサミでアポクリン汗腺を切り取ってゆく手術方法です。
多くのワキガで悩んでいる方の場合、同時に多汗症を患っている方が多いのですが、多汗症の原因となるエクリン汗腺は、アポクリン汗腺よりも皮膚の浅い真皮の部分にあります。そのため、剪除法でエクリン汗腺も綺麗に除去しようとすると、皮膚をかなり薄く削ぎ取る必要があるため、場合によっては皮膚に穴が開いてしまい、最悪皮膚が壊死してしまうので、リスクの高い治療とも言えます。
その他の治療法で言いますと、吸引シェービング法が挙げられます。簡単に説明するとカニューレと呼ばれる先端に丸みを帯びた細い器具で、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を吸引する施術方法です。
この方法では、ワキの下を少しだけ切開するだけですので、手術後は傷跡がほぼ目立ちません。そのため、切る治療の中では、低リスクで臭いの元を大幅に減少できるでしょう。
ミラドライは痛みも少なく、半永久的な効果が期待できる今注目の治療方法です。この治療では、マイクロ波という電磁波を照射することで、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を破壊していきます。
まず、治療の流れとしては、エクリン汗腺とアポクリン汗腺にマイクロ波を照射していきます。
治療していく上で、ミラドライでは「ハイドロセラミック・クーリング」という冷却システムを搭載しており、患部を冷却しながら同時に照射施術をすることで、痛みを少なくし汗腺以外の周辺組織を守ることが可能です。
今回、ワキガ治療についてワキガの原因から治療内容お伝えしてきました。このほかにもワキガの治療法は、レーザー治療や切開治療などもございますのでご興味ある方は調べてみるのもいいかもですね。
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