インターネットで女医の結婚について検索すると、「女医 結婚 やめとけ」「女医と結婚 勝ち組」などが上がっており、さまざまな意見に分かれているのが把握できます。
実際に女性医師が、男性からどのように見られているのかも気になるところです。そこで本記事では、女性医師が結婚している割合や女医が男性と出会う場所などについてご紹介します。
また、結婚している方でも、キャリアと家庭を両立させるコツを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
2013年12月、「日本医師会 女性医師支援センター 」による、男女20〜59歳の医師を対象とする未婚率が発表されました。
【医師の未婚率(%)】
20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45〜49歳… | |
女性医師 46,800名 | 100 | 91.2 | 51.3 | 31.9 | 22.8 | 13.6 |
男性医師 153,800名 | 100 | 80.4 | 23.4 | 10.1 | 7.4 | 3.3 |
上記のデータを見ると、20代の未婚率が圧倒的に多く、30代から40代にかけて徐々に少なくなっているのがわかります。
男性と比べて、未婚女性の割合が高いのが特徴です。その背景として、女性医師の経済的自立や、結婚の必要性を感じないといったことが考えられます。
しかし、結婚を希望している女医にとっては、キャリアを積みながら結婚相手を探さなくてはならない状況とも言えるでしょう。将来的に子供を出産することを前提として考えるならば、30代のうちに結婚しておきたいという方もいるかもしれません。
また、同調査で女性医師の平均初婚年齢は34.9歳でしたが、 内閣府男女共同参画局によれば、一般的な初婚年齢の平均値が29.4歳と発表されており、それに比べて女性医師の平均年齢が高いことがわかります。
女性医師は産婦人科や小児科などで働いている方も多いため、男性と出会うタイミングなどが難しいと言われています。
さらに、20代から30代前半にかけては、医師としての基盤を作るのに重要な時期です。必然的に仕事を優先し、結婚や交際を躊躇してしまうことも要因の一つでしょう。
そのため、女医が結婚するには、仕事を含め今後の人生設計に対してどう向き合うのかを今のうちに決めておくのが大切です。
男性からすると、女医に対するイメージはさまざまです。もちろん良いイメージも多いのですが、中には女医と聞くと萎縮してしまう男性も。
ここでは、女医が男性から敬遠されてしまう理由をまとめました。
医師の平均年収は、「令和4年賃金構造基本統計調査」により1,428万円と発表されました。一方、会社員の平均年収は545万円(国税庁調べ)となっており、その差は歴然です。
女性側からすると経済的に自立しているので、男性の年収を気にすることはあまりないのでしょうが、やはり男性にとっては大きな問題となるのかもしれません。
収入面で優位に立ちたいと考える男性はまだまだ根強く、自分よりもかなり収入の高い女性を見ると、お金の価値観が違うのではないかと引いてしまうこともあるようです。
年収アップについて、詳しくは以下のコラムをご覧ください。
単なるイメージではありますが、一般的に女医は仕事に忙しく家庭的ではないと思われているところがあります。
実際には家事をこなす家庭的な女医はたくさんいらっしゃいますが、男性側としてはイメージするのが難しいのでしょう。「結婚するなら子供と一緒に幸せな家庭を作りたい」といった男性の思いがあるのかもしれません。
大学病院など大きな職場で勤務している人は、急患で休日出勤になることもありえます。働く時間が相手と合わないことも出てくるので、「お互いすれ違いが起きそう」といったイメージも。
さらに多忙な者同士が結婚するとなると、家事や子育ての問題などで険悪になり、幸せとは正反対な道をいくのではないかと考える男性も多いようです。
医師は夜間の対応や、休日に緊急で病院へ行くことがある忙しい職業です。夫婦そろってゆっくり過ごす時間が取れにくい場合があり、すれ違い生活やパートナーに家事の負担がかかってくる場合もあります。
医療現場の話は専門性が高く、パートナーが医療関係者でないと理解が難しい場合があります。夫婦で仕事の話を共有したい人は話が分からず、会話が少なくなり結婚を後悔することもあるようです。
女性医師は仕事が忙しく、どうやって出会いを求めれば良いのかわからないといった悩みがあるようです。次に、男性との出会いのきっかけは、どのようなものがあるのかをご紹介します。
医者としてキャリアアップを図るためのセミナーやイベントなどで、出会いが待っている可能性があります。
セミナーなどは自分と同じ職業の男性と出会う機会が多く、コミュニケーションを積極的に取ることで仲良くなれることもあるでしょう。
また、プロフェッショナルとしてお互い尊重しあえるのもメリットです。
現在は婚活のツールとして、無料会員登録が可能なマッチングアプリが人気です。実際に「マッチングアプリ婚」と言われているくらい、サービスを利用して結婚したカップルが急増しています。
マッチングアプリに関してよく理解すれば、安心して利用できるものです。結婚相談所よりも気軽に利用できるのは、忙しい女医にとってメリットが大きいでしょう。
学生時代の友達の結婚式に参加した際、結婚式場で男性の友達と久しぶりに会うこともあります。
学生の頃とは違い、社会人として立派な姿を見て惹かれることもあるでしょう。
信頼できる友達からの紹介で交際に発展することも少なくありません。男性にとってもあらかじめ女医を紹介してくれることがわかっているので、心構えもできているはずです。
ただし、女医と釣り合う男性の条件など、友達が決めてしまう傾向にあります。
転職先で医師や研修医と出会う可能性があります。今の職場で全く出会いがないと感じたら、転職するのも一つの方法です。
何もしないより、積極的に行動することで相手を見つけやすくなります。
医師の多忙な働き方とキャリアに理解があり、共に支え合うことのできるパートナーが、女性医師にオススメの結婚相手です。
お互いの価値観やライフプランを共有し、家庭内での役割分担や生活の柔軟性を尊重できる相手であれば、医師としてのキャリアと、女性としての結婚生活の両方を充実することができるでしょう。
医師の職業は勤務形態が不規則で、多忙になる傾向があります。また職場や業務でのストレスがたまりやすい職種でもあるため、働き方に理解があり、メンタル面でのサポートをしてくれる人が良いでしょう。
また、仕事と家庭の両立のために協力し合う意識を持っている人であれば、家庭内での家事や育児の役割分担がしやすいでしょう。オンコールや当直があっても、協力し合える関係であれば、その後の結婚生活も安心して過ごせるのではないでしょうか。
医師として働く上で、長期的なキャリアプランを持っている方が多いかと思います。
例えば、専門医の資格取得や開業を目指すという目標がある場合、それを応援し、協力してくれるかどうかが非常に重要になってきます。また、家庭生活においても、理想の家庭像や、子育て、家計の管理方法などの考え方が近いパートナーの方が、結婚生活がよりスムーズで充実したものとなるでしょう。
女性医師が結婚相手を選ぶ際に、相手の職業や働き方も重要なポイントになります。
同業者である医師や医療従事者であれば、特殊な勤務体制やキャリアに共感・理解しやすい傾向があります。また、医療の現場で起こる出来事についても会話できるため、精神的なサポートがしやすい関係を築けるでしょう。
また、相手が自営業者や、リモートワークが可能なフリーランスであれば、家庭の状況に合わせて柔軟に働くことができるため、家事や育児の役割分担がよりしやすいでしょう。
女性医師が結婚とキャリアを両立させるために、ライフプランの見直しや勤務形態の変更も視野に入れましょう。
ここでは配偶者の有無に関わらず、女医の今後の人生設計についてご紹介します。
まずはライフプランを見直して、転職するのもおすすめです。特に結婚している方はパートナーとのコミュニケーションやサポート体制を築きながら、お互いの目標やニーズを尊重し合うことが大切。
転職により働き方や勤務条件を変えることで、よりバランスの取れた生活を実現できる可能性があります。
さらに、自分が希望する職場で働くことで、勤務時間や勤務形態に関して交渉する余地が生まれるかもしれません。
ただし、転職の可否は、個人の状況や優先順位によって異なります。自身のキャリアや家族の状況、目標をよく考え、バランスの取れた生活を実現するために最適な選択をすることが重要です。
結果を出すために、キャリアコンサルタントや専門家の助言を受けることも役立つでしょう。
ワークライフバランスについて、詳しくは以下のコラムをご覧ください。
>>医師がワークライフバランスを保つには?現状や課題、できることは
厚生労働省「女性医師キャリア支援モデル普及推進事業に関する評価会議」によると、女医がキャリアを中断する理由として挙げられるのは、70%は出産、38.3%が子育てでした。
出産後に再び職場に戻るとしても、自身のポストが残っているか不安になる方も多いのではないでしょうか。
美容医療ならキャリアや年収を落とさずに柔軟性のある選択肢が得られ、家庭の状況に合わせた働き方を実現できるかもしれません。
また、キャリアの段階ごとに目標や優先事項を見直し、自分のニーズに合った進路を選択することも重要です。
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>>美容外科へ転科するメリットは?美容皮膚科との違いや失敗しないコツを解説
>>美容外科に転職するメリット・デメリットとは?未経験でも美容外科医になれる?
女医が結婚するためには、健康面や精神面を含めて余裕のある行動が大切です。医療業界でキャリアは捨てず、恋愛も諦めずに活躍するには、転職が良いきっかけとなり得ます。
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女性医師が働きやすい職場について、詳しくは以下のコラムをご覧ください。
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