厚生労働省の出した職業別の所得のデータにおいては、医師の年収は1300万円~1600万円程度であるということです。
年によって多少の違いはあること、また男女で差があることもこのデータから読み取れますが、しかしだいたいこれくらいの金額に落ち着くと考えてよいでしょう。
一般的な職業に比べると非常に高い水準にある医師の年収ですが、これをさらにアップさせるときにはどのような選択肢を冠上げるべきなのでしょうか。
医師として活躍する人の「仕事の目的」はひとつではありません。医療の発展や研究心、他者を救いたいという気持ちを持って仕事にあたる人も多くいることでしょう。ただ、「仕事」であるため、「年収アップ」「収入」を目的とする人もいるのは当然のことです。
そこでここでは、「医師が年収アップするための方法」を考えていきます。
医師が年収アップするための方法は、いくつかあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
上記で挙げた4つの「医師が年収アップする方法」について詳しく解説していきます。
年収が非常に高いイメージのある医師ですが、「最初の2年間ほどは給与も安くて苦労した」という人も多いのではないでしょうか。
医師に課せられる研修期間の年収は、決して高いものではありません。そしてそれを経て30代に入ることで、ようやく「イメージしていた『医師の年収』に到達した」という人も多いことでしょう。
基本的には医師の場合は、「年齢を重ねるごとに年収アップしていく」という傾向にあります。そのため、30代のときよりも40代のときの方が、40代のときよりも50代のときの方が年収は上がります。また、役職付きになるとさらに年収アップが見込めます。
ただ、これは「年数を重ねさえすれば年収アップする」ということとはイコールではありません。年を重ねていけば、当然それに見合った経験が求められます。特に医療の業界は日進月歩ですから、それに対応するだけの勉強も求められるのです。
「勤務医の就労の実態と意識に関する調査」は、「科目ごとの意志の年収」をまとめています。
これによると、もっとも給料が高いのが「脳神経外科」で1480万円、産科・婦人科で1466万円となっています。このデータのなかでもっとも年収が低いのは眼科・耳鼻科・泌尿器科・皮膚科であり、1079万円となっています。ちなみに放射線科もこれについて低く、1103万円とされています。
つまり、同じ「医師」であっても、年収で実に300万円ものひらきがあるのです。
もちろん、転科はそれほど簡単にできるものではありません。自分の専門であった科から出て新しい科に移るのは、なかなか勇気がいることでしょう。しかし医師のなかには、「転科をしたことで結果的に年収アップにもなった」「より自分が行いたいと思える科に出会えた」という声もよく聞かれます。
出典:労働政策研究・研究機構「勤務医の就労の実態と意識に関する調査」https://www.jil.go.jp/institute/research/2012/documents/0102.pdf
>>美容外科へ転科するメリットは?美容皮膚科との違いや失敗しないコツを解説
>>美容外科に転職するメリット・デメリットとは?未経験でも美容外科医になれる?
医師の年収は、「勤務医か、それとも開業医か?」で大きく異なります。国のまとめたデータによれば、勤務医と開業医では年収が1.7倍も違うということです。開業医の場合は年収が2500万円程度にまで跳ね上がります。
開業医の場合、初期投資もかかりますし、勤務医以上に「自分でやらなければならないこと」が多く、責任も重いといえます。
しかしこの年収の高さと、「理想の医療を追求できる」というのは非常に大きな魅力です。
そのため、年収アップを考えているのであれば、独立開業も視野に入れるべきでしょう。
同じ科であっても、また同じ勤務医であっても、「どこで働いているか」によって収入は大きく異なります。
たとえば上記で挙げた同データの142ページでは、「学校法人に勤めている医師の平均年収は736万円だが、医療法人で働いている医師の年収は1444万円である」というデータが出ているのです。これは、非常に大きな差です。「科目ごとによる年収の違い」では1番高い科と1番安い科でも300万円程度の差にとどまりましたが、こちららの分け方では実に2倍程度も違うのです。
医療法人には医療法人の大変さがあるのは当然のことです。しかしこの大きすぎるほどの収入格差を考えれば、転職したいと思う人も出てくるのではないでしょうか。なお医師の場合は、「公的性格が強い勤め先ほど、給料が安い傾向」があります。
出典:労働政策研究・研究機構「勤務医の就労の実態と意識に関する調査」https://www.jil.go.jp/institute/research/2012/documents/0102.pdf
年収は、働く人にとって非常に重要な要素です。年収が高いからこそがんばれることもありますし、年収が高いからこそより自分の仕事を愛せる人もいることでしょう。転職に関しては年収の欄もしっかり見る必要がありますし、求人情報にあたる場合もこれを意識する必要があります。
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