当直勤務を負担に感じ、当直なしの病院へ転勤を考えている方に向けて、大阪の当直なしの医師求人をご紹介します。また、当直なし勤務のメリットや転職の際のポイントなどについても改めてまとめました。
現在働いている病院の当直制度が正当なものか、転職に活かせる知識はないかなど、改めて現状を見つめ直すきっかけとして、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
医師の当直とは、簡単に言うと時間外勤務のことを指します。病院では、24時間365日、病人やけが人の対応ができる状態でなければなりません。当直という勤務形態を用いて、医師が交代で時間外業務を担当し、常に患者のサポートができる体制を整えています。
担当の医師は患者の急変や緊急外来の呼び出しに対応できるよう、病院内に待機しながら仮眠を取ったり他の業務をしたりして過ごします。
当直は、担当する時間ごとに「日直(にっちょく)」「宿直(しゅくちょく)」に分類されます。
それぞれ担当時間が変わっても業務内容に変わりはありません。宿直は、医療法第16条で「医業を行う病院の管理者は、病院に医師を宿直させなければならない」と規定されています。
また、明確な定義はありませんが、待機時間が長く夜間に比較的しっかり仮眠が取れる宿直のことを「寝当直」と呼ぶことがあります。
勤務時間外に病院での待機が必要な当直勤務は決して楽ではありません。そのため、病院によって定められた年齢以上は当直が免除されるケースがあります。
一般的には50歳ごろから免除されるケースが多く、そのほかには管理職は当直なしと決まっていたり、希望すれば免除できる病院があったりと、規定はさまざまです。規模の大きくない病院であれば、とくに規定がないケースもあります。
当直勤務のみを担当する「当直アルバイト」の給与相場は、1回あたり30,000〜100,000円ほどです。医師の働き方改革に力が入れられている昨今、勤務医の負担を減らしてくれる当直アルバイトは非常にありがたい存在といえるでしょう。
ただし、救急対応がほとんどない、いわゆる「寝当直」のアルバイト相場は30,000〜40,000円と少々低めな設定の求人が多く見られます。
ここでは、当直の業務内容や働き方についてもう少し詳しく掘り下げていきます。
当直中のスケジュールの一例を見てみましょう。以下は、宿直の場合のスケジュールです。
18:00〜 | 宿直開始、引き継ぎ |
18:30〜 | 回診 |
19:00〜 | カルテや検査結果の確認、カンファレンス |
21:00〜 | 消灯、食事 |
23:00〜 | 夜間巡回 入院患者の急変や呼び出し、急患の対応 |
4:00〜 | 仮眠 |
8:00〜 | 朝食、申し送り |
8:30〜 | 日勤開始 |
常勤医師の場合、上記のように宿直明けに通常勤務に入るケースもめずらしくありません。
■関連記事:当直の医師は何してる?日宿・宿直・寝当直の違いと働き方改革の影響を解説
当直には、担当者に負担がかかりすぎないように、労働時間と休憩時間に規定があります。
労働時間が6時間以上8時間以内の場合は45分、8時間以上の場合は1時間の休憩を取らなければなりません。長時間の手術や救急対応で休憩が取れなかった場合は、もともとの労働時間以上に働いた分の時間が残業扱いになり、残業代を受け取ることができます。
医師に対する働き方改革が進み、当直を含む時間外勤務の上限は以下のように設定されました。
ただし、例外として特別条項付き36協定を締結した場合、時間外労働の条件は最大1860時間/年までに引き上げられます。
例外となる水準はA〜Cの3つに分けて定められています。
参考:厚生労働省「医師の時間外労働規制について」
前提として、休日の定義は「午前0時から午後12時まで」となっています。そのため、深夜に勤務する必要のある宿直明けは休日扱いになりません。
例えば、火曜日からの宿直が月曜日の朝6時に終わり、次の勤務が水曜日の8時であったとしても、火曜日・水曜日のどちらも午前0時から午後12時までの24時間で休息を取れていないため、休日にカウントされないのです。
労働基準法で定められた週1日もしくは4週に4日の条件を満たすには、夜勤明けの日とは別に休日をもらうことができます。
患者の緊急対応を担当する当直勤務では、常に強いプレッシャーにさらされている状態です。メンタル面で大きな負担を感じ、ストレスの原因となることが多いですが、これらから解放されることは大きなメリットの一つです。 また、当直では残業などによってプライベートの予定を崩さざるを得ないこともあります。家庭や自分の時間を大切にしたい人にとって、当直勤務なしで働くことができればワークライフバランスを取りやすくなるでしょう。
当直勤務では、どうしても生活リズムが不規則になってしまいます。これにより、身体的な疲労が蓄積され、健康に影響をおよぼすこともあります。
その点、当直勤務がなければ比較的規則的な生活を送ることができるため、心身の健康を守りながら医師として働くことができるでしょう。
当直なしの病院に転職する際、覚えておきたいポイントは2つです。
病床が少ないということは、患者の数が少ないということです。その分、当直に必要な医師の数も少ないため、結果的に当直の頻度は低くなります。できるだけ小規模な病院に目星をつけて転職活動を行いましょう。
美容皮膚科や美容外科は、ほとんどの場合、当直勤務がありません。患者の来院時間も決まっており、手術も予定通りに進むことがほとんどです。
多少の残業は発生することがありますが、入院設備のある美容外科でない限り日直・宿直はないので、転職・転科の候補として視野に入れてみることをおすすめします。
東京に次いで全国2位の人口を誇る大阪では、働き方も幅広く、当直なしの医師求人も増加傾向にあります。中でもクリニック求人が比較的多いため、ワークライフバランスを取りたい方には魅力的なのではないでしょうか。
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当直勤務を負担に感じる医師は少なくありません。手当が出るとはいえ、プライベートの時間とのバランスが取れないことは大きなストレスになるでしょう。
働き方改革が進む近年、当直をできるだけ避けて医師として働くという選択肢も比較的ポピュラーになりつつあります。大阪で当直なしの病院への転職をお考えの方は、ぜひメディカルキャリアナビまでお気軽にご相談ください。
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